要は米と米こうじで作った醸造酒。
アルコール度数は法律上は22%以下となっている。
米に麹菌を繁殖させたもの。
米のでんぷんを糖分に変え、
酵母菌が糖分を分解しアルコールを発生させる。
酵母菌は酒蔵と共に代々受け継がれていた。
最近は色々と新しい酵母の開発も進んでいる。
特定名称酒は原料や製法に一定の基準がある。
この基準は平成3年に制定されたもの
まだ25年ぐらいしか立ってない。
非純米酒には醸造アルコールというものが加えられている。
通称アル添と呼ばれるもの。
香りを強調したり味を調整する目的。
一方で、アルコールっぽい後味が残ることもある。
高級な吟醸・大吟醸などでは味と香りを引き出すために
効果的なアル添が行われている。
個人的には本醸造は割と外れが……。
純米酒は米の味のみで作られているため、
比較的やわらかい味わいになる。
個人的には後に残らず飲み易いものが多い。
日本酒慣れしていない人は、純米から飲むのが良い。
特定名称酒の決まりが出来るまでは、
日本酒級という級によって分類されていた。
これはアルコール度数によって決められていて、
品質と名前に一貫性が無かった。
現在はラベルに書かれてる情報も増えており、
お酒を選びやすい世の中になっている。
酒造好適米という酒造りに向いた品種が使われることが多いが、
普通の一般的な米の銘柄が使われることもある。
日本酒は米に合うものが、そのままつまみになる。
漬物や鰹節、焼き魚等、普通の食事と共に飲んで美味い。
なので、食中に飲むのが良いと思う。
燻製や味噌漬け等も、もちろん相性が良い。
慣れてきたらお酒自身の味の濃さや香りの傾向と料理の相性を考える。
慣れない内は冷酒の方が飲み易い場合が多いが、
燗にすることで化ける酒もある。
特に味わいの軽い綺麗な純米吟醸等。
40度ぐらいのぬる燗が個人的にオススメ。
良い日本酒を出す店は、ほぼ料理も美味い。
残念ながら逆の場合は結構ある。
美味い日本酒のラベル、銘柄を覚えておくと
店頭にあるディスプレイで良い店の推測ができる。
それがあんまりメジャー過ぎるものばかりだと……。